2024年4月21日(日)〜5月3日(金)ラ・モネタ ガルロチライブ
ロシオの公演の時に次回はモネタ来日と告知があり先行予約。当日、モネタを見て余韻に浸りながら帰宅。日記を書く気満々でメモはしたものの、その後のレッスンで自分のできの悪さに落ち込み、フラメンコから距離を置いていました。この程度でブログを書いても良いもんだろうかと悶々としたけど、誰も読んでいないだろうと開き直ってとりあえず記録がわりにとパソコンを開きます。
ちょっと記憶が曖昧だけどメモを頼りに思い出しながら。私が見たのは初日の昼公演なので来日一発目のステージ。ゆえにモネタ含め全員がやる気に満ち溢れたステージでした。土日は昼夜と2回公演予定で「夜公演があるのに昼からこんなに飛ばしてもプロは大丈夫なんだ」と見ていたけど、モネタが体調を崩し、4月24日からはモネタ抜きで残り4人のステージとなりました。大変残念な事ですが、アベル、メルセデス、ファン、ミゲル渾身のステージも見てみたいと思いました。
【出演者】
- バイレ:La Moneta(ラ・モネタ)
- バイレ:Abel Harana(アベル・アラーナ)
- ギター:Miguel Iglesias(ミゲル・イグレシアス)
- カンテ:Mercedes Cortes(メルセデス・コルテス)
- カンテ:Juan de la Maria(ファン・デ・ラ・マリア)
【プログラム】
プログラムはAでした。
⭐︎1部
- プレゼンテーション 「カーニャ」全員
- 即興による演目 /アベル・アラーナ
- 「ブレリアス」/ラ・モネタ
- フィン・デ・フィエスタ/全員
⭐︎2部
- ソロ・デ・ムシコス/メルセデス・コルテス/ミゲル・イグレシアス
- 「ロマンセ」/アベル・アラーナ
- 即興による演目/ラ・モネタ
- フィン・デ・フィエスタ/全員
1部
プレゼンテーションは「カーニャ」代表的なメロディの後、ラメントが流れモネタに誘われるようにアベルと二人で舞台へ。モネタのブエルタの後の体の柔らかさに驚く。がっちりしているのに回転は早く、回り終わった後のしなやかな動きに見入る。あんな風に安定感抜群な回転してみたい。カーニャのパレハは初めて観たけどさすがの構成。アベルの即興による演目は「シギリージャ」歌うファンの伸びやかな心の叫び声が良い。アベルの演出なのか汗なのか回転で水が飛び散る。アベルはクセがあまりないスマートな踊り方をそつなくこなす人という印象。プログラムにはなかったけどギターソロが聴けた。曲がちょっとわからなかったけど、しっとりと美しいトレモロが印象的。ミゲルはスペインではかなりの実力者のようで聞くことができて光栄に思う。ミゲルが立ち去った後カンテとパルマのみのモネタのブレリア。周りのハレオもよくかかり、ノリノリの軽い感じで楽しそうに踊る。日本人の私がボディパーカッションのみでここまでリズムが刻めるようになるのは無理だろうなと思いながら眺める。モネタは強いイメージしかなかったけど、軽く踊ったりできるんだと再認識した。
2部
メルセデスから始まる伝統的なタンゴ・デ・トリアナ。よく聞くメロディでわかりやすかった。ハスキーな歌声は私好み。カンテソロが終わるとファンと歌いながら後ろから登場したアベル。歌も上手い。歌とパルマだけのブレリア。プログラムでは「ロマンセ」と書いてあったけど、私にはブレリアのように思えたのだけど?モネタのブレリアに刺激されて変更したのかな?ファンの巻き舌のハレオもノリが良く、楽しくみられた。モネタの即興の演目は「タラント」わりと明るめのノリが良い感じ。やっぱりブエルタの後の柔らかい体の動きに感心する。体幹がすごすぎる。あんなにぐにゃりとなってもふらつかないのはどこに重心を置くのだろう?フィンデ・フィエスタの後、ステージ終了でテーブルが一緒だった方と顔を見合わせて第一声が「なんか、すごかったね・・・」。良いステージを見せてくれてありがとう。モネタ、リベンジでまた来てね!
コメント