パリージョ選び

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パリージョ選びのアドバイス
大きさ
材質の特色
メーカー
まとめ

パリージョ選びのアドバイス

ファルダ・フラメンコシューズの次はおそらくカスタネットを購入することになるのではないでしょうか？

ひとつ言えることは安物の新品は買わない方が良いということです。

なぜなら結局買い替えることになるからです。

一番手に入りやすいのはＩＢＥＲＩＡさんが取り扱っているCastanueras del Sur社のカスタネットだと思います。素材は樹脂・圧縮布・木といろいろあって音色が違うので好みの物を選ぶといいと思います。

サイズについては親指の付け根から小指の付け根までまっすぐ測った長さをカスタネットの縦の長さとするのが最適サイズと言われています。

日本人は６号とアドバイスされましたが私には小さかったです。HERNANDEZと書いてあるものは重くて入門用なのでもう一つ上のプリメラ以上を購入した方が良いです。

わたしは最初del Sur社の布製カスタネット(テラ)を使っていましたが少し音色が重く、他のメーカーのカスタネットがどんな音か聞いてみたくて色々買って試してみました。

結局、現在ではフリマアプリで譲ってもらったタレガ社のテラ(圧縮布)の音色が気に入り使っています。

昔に作られたカスタネットの方が材質が硬いようで鈴の様に高めの音が出るような気がします。

タレガ社は現在オンラインで販売していないので中古になります。

同じメーカーの同じ材質でも個体差があるのでオンラインショップだと到着するまで確認できません。

高額品なので新品を購入する場合は販売会などで実際鳴らしてみて自分の好みに合ったものを購入するのが良いと思います。

大きさ

号数	サイズ（縦×横）
4号	8.5×7cm
５号	9×7cm
6号	8.5×6.7cm(日本オリジナルサイズ)
7号	8.3×6.5cm
8号	7.7×6.2cm(子ども用)

材質の特色

一覧にしてみました。

	FIBRA	TELA	GLANADILLO
素材	合成樹脂	圧縮布	マメ科の木黒檀
音色	高め	低い	低い～普通
響き	音が出やすく響く	こもった感じ	木質のポコポコした感じ

合成樹脂【FIBRA】

樹脂と紙の合成樹脂。高音質、簡単に音が出せて響くので初心者向き。

中が二重にくりぬいてあるものは軽く響きが深い。

圧縮布【TERA】

布を固く圧縮して削ったもの。

合成樹脂製と比べると音は低くこもった感じに聞こえる。

音を出すためにある程度の訓練が必要。

木【GLANADILLO】

昔は黒檀、現在はマメ科の木を削ったもの。

木製独特の素朴な音が出る。華やかさはないが個性的な音質。

メーカー

Castanueras del Sur(デルスール)

日本では取り扱いが多くオンラインショップで手に入りやすい。

合成樹脂(フィブラ）の種類が豊富で、HERNANDEZ、プリメラ、ベテアダ、ヴィドリオなどの製品展開がある。

中を二重彫りして軽量化したドブレタイプやハンドメイド製のカプリッチョなど好みに合わせた選択が可能。

長く使用するなら音色や重量・扱いやすさの点でベテアダがおすすめ。

カプリッチョはハンドメイド品で樹脂・圧縮布・木製もあり、トップクラスの演奏者向けで高額タイプ。ベテアダよりも音色は若干低め。

ヴィドリオは最高級の樹脂と紙を使用し高温で結晶化したものを使用しているため、高く華やかな音色で演奏を演出します。

Jose Tarrega Peiro（タレガ）

カスタネットの名手、ルセロ・テナが使用していたメーカー。

後継者不足で販売経路がなく現在はフリマサイトなどで中古を入手するしかない。

材質が硬く、布製（テラ）・木製（グラナディージョ）でも高めの音が出る。

Jare(ハレ)

手ごろな価格で入門モデルのカスタネットメーカー。現在は合成樹脂（フィブラ）が入手可能。

Filigrana（フィリグラナ）

自動化によって製作されているため価格が抑えられている。

入門用のブレリアは付け根の長さが短く安さで購入しましたが、初級者だった私には少し打ちにくく、処分してしまいました。

プロフェッショナル用はボレロというタイプで中の共鳴溝がないもの、三重のタイプと五重のタイプがあります。溝が多いほど音に深みが出るようですが使用したことがないので音色や使用感は分かりません。

galiano(ガリアーノ)

バイオリンで言うストラディバリウス的な存在。

亡くなった伝説のカスタネット職人、ガリアーノ氏によって製作されたカスタネット。

現在ではスペインでも手に入らない逸品とのことです。

わたしが持っているのは黒檀製と推測します。鳴らし方が良くないので音色がイマイチかもしれません。

PLAY WOOD

わたしは持っていないのですが、フラメンコ演奏に使うにはプラスチック的な音で安っぽい感じに聞こえるかもしれないとのことです。

まとめ

カスタネットについては高めの音の方が華やかに聞こえるので、スタジオメンバーがよく使っているCastanueras del Sur社のベテアダドブレが比較的音が出し易く響きの良くおすすめかなあと思います。

使い続けていて、音色に納得がいかない場合はいろんなカスタネットを使ってみると面白いですよ！

私はとことん試したい人なので自分の好みの音色探しをしています。

カスタネットの形によっても音が出しやすかったり、打ちにくかったりするので使ってみないとわからないこともあります。

同じCastanueras del Sur社のテラでも制作年によって細長かったり、丸かったりします。

鳴らしやすくて音が好みのカスタネットに出会えると良いですね！

ではまたの機会に！

フィブラ・ベテアダ・ドブレ※ケース付【スペイン製】フラメンコカスタネットパリージョ

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感想(1件)

クラス	外側	内側	音色
HERNANDEZ			プラスチック音
ベテアダ			高く響く音
テラ			低くこもった音
グラナディージョ			木質の個性的な音