発表会開催までの年月
習い事をするとたいてい習った成果を披露する発表会なるものがあります。
規模はさまざまですがだいたい週1のクラスで2年かけて10分の曲を1,2分ずつ振り写しをしていくので2年ごとというのが多いのですが、プロは足のステップの組み合わせを覚えるだけなので数回で1曲覚えてしまう様です。
私たち素人は覚えることに時間を要するので繰り返し少しずつ振付を覚えていき1曲の振り付けを踊れるように先生に習っていくのですが発表会の開催頻度は教室ごとで違うようです。
同じ曲でも踊りの内容がずっと変わらない教室と毎回振付が変わる教室と色々あります。
先生のタイプによって様々です。
発表会の出演料
出演料
教室自体がレッスンとライブをできるくらいのスペースを持っている場合の小規模なものであれば教室を使ってライブができるので出演料は安く済みますし、何百人も収容するホールを押さえて開催される発表会になると出演料+チケットノルマも発生してきます。
わたしの教室だとホールを押さえて、舞台を傷つけないようにコンパネという板を運搬して照明音響スタッフ、記録用カメラスタッフを手配し、出演料は1曲4万×曲数で、曲目が増えるごとに割引が入る方式です。
もしかしたら全員一律の出演料というところもあるかもしれないですね。
リハーサル代
生演奏の場合、ギターを弾く人、歌を歌う人、パーカッションやカホンの打楽器、場合によってはバイオリンなどバックメンバーとのすり合わせをするために数回リハーサルをします。
リハーサルをする場合、その方たちの交通費や日当も出演者で負担する場合があります。
教室によってあらかじめすべてのリハーサル代を計算し、前払いで完結してくれる教室とリハーサル参加者で割って毎回徴収する教室があります。
わたしは前者の方が予算が組みやすいので嬉しいです。
もしかしたら出演料の中に組み込む教室もあるかもしれません。
金額はバックアーティストの数で左右されます。
発表会の参加メンバーが多ければ金額は薄くなりますし、少なければ負担額は多くなります。
前払いの時は2~3万円でした。
都度徴集の時は5000円くらいでした。
衣装代
レンタル衣装の場合
群舞の場合は衣装をそろえることが多いのでレンタル衣装を手配することが多いです。
レンタル衣装屋さんにもよりますが、たいてい発表会までの2週間、クリーニング代込みで3万円前後です。
お直しが入るとプラス1000円前後取られます。
なので曲数×レンタル衣装代の合計が衣装代ですね。
自分で購入する場合
セビジャーナスなど衣装は自由で全員参加だよー。
とかソロで踊るから自分で用意してね。とかだと購入することになります。
こだわりにもよりますが、自分で用意する時は何でも良ければフリマサイトでサイズが合うものを安く購入したり、オンラインショップで購入したり自分で決めればいいと思います。
タブラオで1人で踊る方だとやっぱり素敵な衣装をオーダーする方が多く15万くらいかけて作る方もいます。
発表会でも毎回群舞で使う衣装をスペインの工房で作成して各自買い取りという教室もありました。
その時はだいたい1着8万円くらい払っていました。
アクセサリーなど
アクセサリーが自由な場合は自分で用意します。
詳しくは「レッスンアイテム」にて
ペイネタ(かんざし)・コーム(くし)
最近は大きなペイネタを付ける人は少なくなってきました。
その代わりにコームを重ね付けする人や花を一輪ではなくブーケタイプでモリモリにする方もみえます。
新品購入だと500円から4000円などピンキリです。
フローレス(花)
衣装の色目を見て決めます。
が!レンタル衣装が何色が自分に割り当てられるかわからないときがあるので、わたしはあらかじめ色々用意してあります。
使いまわしがきく白いバラの大輪は1つ持っていて損はありません。
黄色で白い縁取りの花も結構重宝します。
わたしはあえて衣装と反対になる補色を選ぶことが多いです。
色んな花のブーケタイプや小花3輪なんてのもあります。最近は前髪に1つ花をつける方もいます。
新品購入だと1500円から4000円くらいです。
イヤリング・ピアス
イヤリングやピアスはペイネタやコームとのバランスをみて合わせたりすることが多いです。
大きめだったり重たいものは回転の時にぶっ飛んでしまうので粘着テープで耳たぶにくっつけて使用しています。
もしも飛んだら踏まないように気づいた人が踊りながら端に蹴ったりしてくれます。
そして後で探しに行くという。。。間違っても踊っている最中に拾わないように!
新品だと2000円から4000円くらいです。
ネイル
私の教室は「赤」と決まっています。
お店できれいに石を付けて整えてくる方もいます。
私の仕事はネイル不可なので当日のみ塗っています。
最近シールの様にはがせる速乾タイプのネイルが100均であるのでそれを使っています。
赤も色んな赤があるので迷いますね。
ネイルについてはフラメンコ専用というのは無いので普通のマニキュアを使っています。
イメージは真紅です。
ストッキング
たいてい網タイツを履くように言われます。フラメンコ専用の網タイツだと耐久性がある破れにくいものでボンレスハムみたいに足に跡が付きます。
フラメンコ専用の物は2000円くらいです。
靴
靴はレッスンで使っているので発表会直前に購入する人は少ないと思いますが、新しく新調する場合は当日までに履き慣らしておくようにした方が良いと思います。
ヒールが折れたりベルトがちぎれたり、まさかの事態に備えて2足持っていくといいと先輩に言われています。
ただ初めての発表会で2足もフラメンコシューズを持っている人も少ないのでできればの話です。
靴はホントにこだわりなのでヒールの高さやヒールの形状、メーカーによっても違います。
ネットショップで規格サイズを購入する場合は1万~3万くらい
オーダーするとビギナータイプ3万、プロタイプ5万くらいです。
まとめ
教室によってスタイルも様々ですので、先輩に聞いてみるのが一番だと思います。
今ざっと見てみてホール開催で2曲出ると最低20万くらいですね。発表会貯金をせねば。。。
フラメンコ舞踊は生演奏で歌・ギター・踊りが一度にセッションすることが醍醐味と言われています。練習生で群舞の場合はある程度バックメンバーに覚えてもらってやっています。
生演奏でなければCDや録音などで決まった尺で踊れるので楽な部分もありますがやっぱり生演奏だと迫力も違います。
生演奏ゆえのいろんなハプニングもありますけど、それもまた良き思い出です。
習い始めたころはお金のことばかり考えていましたが、今は当日の達成感に満足して次の目標に向かって淡々と練習と積立しています。
仲間と協力して作り上げる作品を披露した終演後の感動とか満足感などは他にはないものです。
でも発表会後は疲労とやり切った感で抜け殻になっています。
・・・山登りみたいですね。
ここまで打ち込めるものがあるって幸せな事だと思います。
健康な体があってこそできる趣味ですね。
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