習い始めの悩み
習い始めの頃は足の運びも覚えなくちゃいけないのに、同時に腕や手首まで動かすなんてとってもむつかしいですよね?
特に最初の頃に注意されるのがヒジ。
腕は大きな丸太を抱えるように丸く保ち、ヒジが落ちないように腕を動かす様指示されると思います。
この腕の動きに手首を回す動きを加えると肘が下に落ちたりしませんか?
わたしは「気を付ける」では解決しなかったので何をやれば落ちないのかを教えて欲しかったです。。
今回はヒジが落ちる問題に関しての意識のコツを紹介します。
ブラッソ(腕)
特に腕で重要なのは二の腕です。
二の腕をコントロールできればヒジ問題も解決します。
腕は内側にねじり、ヒジが天井から吊られているようなイメージでマノの練習をするといいです。
腕の軌道はマノを頭の真上から降ろしてきて体のたて軸から横45度&体に対して前45度の場所を必ず通るよう意識します。
マノを回さずに練習してみます。
コツは手のひらを外側に向けて手の平の親指を常に下にするイメージでずっと動かしてみてください。
腕が内側にねじれるのでヒジを張った状態でキープできるかと思います。
肩は落とします(肩甲骨を寄せて下にさげるイメージ)。
体の軸が動かないように注意です。(これは基礎練習時のイメージです。)
注:踊りの時は肩甲骨から動作が始まる意識です。肩が出てヒジが出て、手首、指が順に前に出るイメージです。
軽くニョキっと指先が最初には出てきません。
振り付けでマノを回す時に二の腕とヒジがマノを動かす反動でガクガク揺れてしまうとエレガントさが欠けてしまうので、二の腕とヒジはできるだけ揺れないように手首から先だけ動かせるように意識しましょう。
マノ(手)
マノを回す位置について。
最初のうちは(マノを回す軌道を時計でとらえたとして)時計の角度で1時と11時の場所と5時と7時の場所のみに決めておくとよいと思います。
3時と9時の場所で回すとヒジが落ちやすくなるので最初のうちはマノを回さず腕を動かすことに注力します。
上達してきてどの位置でもヒジが落ちないようにできるようになったらどこでマノを回しても問題ないと思います。
手首は最初のうちは固いのでお風呂で温まる時に湯船の壁に肘を固定して手首をぐりぐり回して可動域を広げていくと返す角度が大きくなります。
これは地道な努力です。
指は小指からパラパラと順番に曲げても良いし、小指と人差し指は立てて中指と薬指をまげてもいいです。わたしは中指と薬指をつける方がマノが綺麗に見えると思います。
ただ指を曲げる時は親指が丸く他の指に近づくようにしましょう。
まとめ
どんなに上手に踊っても、マノが汚いとすべて台無しな印象になりがちなので指先は常に美しくありたいと思うのですがこれがなかなか難しい。
手の平の角度によっても決まらないときがあります。
わたしはどうしても早く腕を動かしてしまうのと指がくっついてしまい、雑に見えてしまいがちです。
もっとゆっくり丁寧に優雅に動かさなくてはと反省します。
鏡を見ながら練習あるのみです。
芸事は飽くなき探求です。
一緒に頑張りましょう!
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