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フラメンコの発表会やライブに初めて参加する練習生のために発表会前日までに準備するものを紹介します。
衣装のための準備
衣装の採寸について
スタジオによってライブの衣装はレンタル、各自で購入等色々あります。
レンタルにしても購入にしても自分のサイズを把握していないとシルエットが綺麗に出なかったり、スカートがウエストで回ってしまったりパフォーマンスの低下につながります。
レンタルの場合、少しゆとりをもって丈詰めされるのでぴっちりで採寸した方がいいです。
特にウエスト・アンダーバストは着姿の一番細く見えるところなので重要です。
あと背丈もウエストの位置を決める場所なのでこちらも重要です。
うーん全部重要かも。。。
<採寸箇所>
肩幅(きみどり線)肩のぐりぐりから首の後ろのでっぱりを通って反対側のぐりぐりまで
バスト(みずいろ線)胸の一番高い位置を通って床と平行に一周(当日着用のブラジャーパッド入りで採寸)
バストトップ位置(ちゃいろ線)肩の付け根とぐりぐりの中央からバストトップまでを垂直に採寸
アンダーバスト(むらさき線)ブラジャーの下線の位置(ピチピチで採寸)と腕をあげて横隔膜を開いて採寸
ウエスト(オレンジ線)おへそあたりの一番細いところ(キツめに採寸)
ミドルヒップ(くろ線)ウエス力10cm下、腰骨あたりを床と水平に一周
ヒップ(きいろ線)当日着用のガードルを使用、お尻の一番高い場所を床と平行に一周
そで丈(あお線)肩のぐりぐりから手首やひじなど好みの長さで
背丈(あか線)首を前に倒した時にでる骨の出っぱり(バックネックポイント)からウエストまで
スカート丈(ピンク線)ウエストから床まで(短めが良い方はくるぶしまでなど)
着丈(ワンピース)=背丈+スカート丈
採寸をしっかりしても手元に来たら合わないということもあるのでリハーサルで踊ってみて可能であれば本番までに自分で調整したりできるといいですね。
下着
私は胸が寄せることもできないほど肉がないので衣装用のパッド付きブラジャーをつけています。
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肌色のボディファンデーションがあると着替えの時にブラ一枚にならないし、衣装に汗がつかないので良いと思います。
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習っているスタジオにもよりますが、私のスタジオではパンツが見えないように黒いオーバーパンツ着用指令があります。
網タイツはダンス用の破れにくい焦茶の網タイツを使用します。私は摩擦で靴づれするのでリハーサルの時は履かず本番だけ履きます。
お尻が貧弱な人はパッド入りのパンツをつける人もいます。
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小物の準備
ライブの衣装に合わせてつける小物を選びます。
- ペイネタ(かんざし)つけない時もあります
- フローレス(花)
- イヤリング
- 必要であればシージョなど
- シューズ
衣装の色に対して映えるものを選びます。私はこの時間が一番楽しいです。
新調する場合はライブまでに間に合うように調達します。
特にシューズに関してはライブ当日までに履き慣らしておかないといけないのでそれを見越して入手しておきましょう。
アイテムの購入に関してはこちらでショップを紹介しているので参考にしてください。
アクセサリーや花については(私の場合)曲のイメージに合うものでなるべく衣装色の補色(反対色)を持ってくるようにしています。人によっては衣装に使われている色を小物に使うと良いとおっしゃる方もいますが私は無難になってしまうので反対色をつけます。
私のスタジオではレンタル衣装を使うことが多いので衣装は2週間前にしか手元に来ません。そこから購入していては間に合わないのであらかじめ使えそうな色を購入して持っています。
メイクのための準備
メイク道具については照明が強いので白浮きしないようにドーラン、パウダーは舞台用を使用することをお勧めします。
初めての発表会であればドーランやパウダー・アイシャドウなどは経験者の方に借りるのがお勧めです。
続けるかどうかわからないうちは購入しなくても良いと思いますのであらかじめ頼りになる人に「借りたい」と頼んでおくと良いと思います。
私のドーランは初めての発表会から10年経っても無くならないのでそろそろ新しく買い換えようかと思うくらい減りません。
みんなに使ってもらって早く買い替えたいくらいです。
何度か出ている人に頼めばきっと貸してもらえると思います。
もしも購入するのであれば、メーカーはチャコットか三善がお勧めです。
私が買ってよかったと思うものを紹介します
ドーラン・パウダー
ドーランは照明で白飛びするので自分の肌色より少し暗めのものを選ぶと良いです。
塗った時は暗いと感じますがそのあとパウダーを乗せるので少し明るくなります。
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カラーパウダー
発色の良いカラーパウダーをお持ちならそちらを使用しても構いませんが、もしも購入するなら下記2色がお勧めです。
意外に安くて優秀なのがセザンヌパールグロウハイライト01。
ほおの高い位置のビューティーゾンにはチャコットのメイクアップカラーバリエーションの「シルバー」目の周りのくすみが消えて透明感が出ます。
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私はダブルラインがうまく書けないので「ブラウニッシュグレー」でアイホールに影を描いています。
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この2色は持っていて損にはならないです。
アイブロー
眉毛も普通のアイブローを使うと照明で眉なしになってしまうので専用のアイブローで海苔みたいに濃い色で描いた方がいいです。
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アイライナー・チーク
アイライナーとチークについては通常使用しているものを使っています。
アイライナーはウォータープルーフのリキッドタイプが書きやすいです。私の場合、ペンシルタイプは下まぶたに落ちてクマのようになるので使いません。
チークについては発色の良いMACを使用する方が多いようです。赤みは照明で飛ぶのでチークはやり過ぎなくらい塗った方が良いです。
デコルテにキラキラ光る粉をつける方もいます。
つけまつ毛
つけまつげは大げさなくらい長くてボリュームがあるものを付けます。チャコットでも売っていますが1500円と高いです。はがす時に毛が抜けるのでつけまつ毛は1回で使い切りの100均のもので良いです。
目頭側から少し離れた位置から付けるのがお勧めです。
つけまつ毛の接着剤は汗をかいても取れないものを選びます。年を取ってくると目元の皮がヨレてつけまつ毛の端が取れやすくなります。踊っている最中に取れると気が散って仕方ないのでしっかりつけて下さい。つけまつ毛用の接着剤でオススメはD-UPです。↓
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口紅
フラメンコは真っ赤な口紅をつけます。好みですが深い赤や朱色に近い赤ピンクに近い赤色々あるので自分の顔色やイメージに合った色を選ぶと良いです。
茶色で輪郭を描いてから口紅を塗りますが私は上手にできないので輪郭は書かないです。「取れない口紅」を塗って上にツヤ出しでグロスを塗ります。
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初めての場合は本番までに何回かメイクの練習をした方が良いと思います。特に目元はアイライナーやつけまつ毛などの位置を失敗すると手間取るので、自分にとって最適な位置を把握しておくと良いと思います。シャドーの入れ方など舞台メイクは独特なので、手順も慣れておかないと時間がかかります。お風呂に入る前とかリハーサルの時とか機会があれば練習しましょう。
メイクオフ用品と化粧水や保湿などのケア用品
ライブ後、電車で舞台メイクのまま帰るのは勇気がいるようならメイク落とし用のグッズも必要ですね。
洗面台を使えないようなら拭き取りタイプのものと保湿用の化粧水・乳液。
運搬の準備
発表会の曲数のドレスや靴などを自宅から楽屋まで運ぶためのキャリーケースの準備も当日までに手配しておきましょう。
スーツケース
主に小型のスーツケースを使われる方が多いです。
入らない場合は、小型のスーツケースの上にバッグを乗せて運ぶことをお勧めします。
大型のスーツケースは両開きのものは楽屋で荷物を出し入れする時に場所をとりますし、家での保管スペースも必要ですので考慮して準備して下さい。
スポーツバッグ+キャリー
キャリーケースがなくスポーツバックなどにする方は必ずキャリーを購入した方が良いと思います。
釘の入った靴とドレス、メイク道具、飲料の入った鞄はかなりの重量があるので担いで移動は不可能です。
エコバック
贈り物などをもらうかもしれないので万が一に備えて大きいエコバックなども入れておくと良いかもしれません。
本番の合間のためのリラックス品
- 足を休めるためのスリッパ。冬は冷えないようにフカフカの長靴タイプの室内履きだと極上ですね!
- 冬ならレッグウォーマーやホッカイロなどの防寒グッズ(衣装で踊って汗をかくと冷えて寒いので羽織れるものも)
- おやつ:おかし甘いものとしょっぱいもの
- 間に食事時間を挟む時は昼食・夕食(ウィダーインゼリーなどは口紅が落ちなくていい)
ライブ前日準備
荷造り
・シージョを使う時はシージョ留など忘れがち。
・ペイネタに飛ばないようにゴムをつけたり、イヤリングが飛ばないように細工(コクヨの粘着剤「ひっつき虫」を仕込むのがオススメ)する。曲ごとにセットにする。
・イヤリングの金具が壊れた時用のペンチとワイヤー
・針と糸ハサミ
・髪を固めるジェルハードスプレー
・早着替えがある時はピクニックシート。舞台横のスペースに小さめのピクニックシートを敷いて衣装や小物と飲み物を置いておくと良いです。当日介添えをお願いしている人に早着替えする場所と流れをおさらいしておくと良いと思います。
・携帯用バッテリー:写真をたくさん撮るので消耗が激しい。バッテリーなしだと打ち上げまでもたないかも。
ネイルは塗っておく
真っ赤なネイルを塗る当日はやる時間がないのと失敗した時に焦るので前日に塗って乾かしておくのがベスト。
モバイルバッテルーの充電
前日までに充電はしておくと良いです。写真を撮ったり連絡したり色々バッテリーは消耗するので、打ち上げまで持たない可能性があります。
曲ごとの小物チェック
直前まで練習していて「荷物に入れ忘れ」なんて間抜けなことがないようにしたいです。
・アバ二コ:骨の部分にヒビが入っていたら補修しておきましょう。当日リハで破損というアクシデントもあり。予備があればなお良いです。
・パリージョ:紐がきれそうな箇所はないかチェック。
・マントン:邪道ですが四角の状態にして踊らないなら、三角の状態に折ってあらかじめ開かないように縫っておくと本番でマントンの端を持ったら「四角の状態!」というアクシデントにならないです。
・コルドベス(帽子):大きいので荷物と別の持ち物になるので忘れないように。
まとめ
初めての発表会、練習の成果が発揮されて満足して終われるといいですね。
不安や心配もありますが、「当日までにどれだけ練習して仕上げるか。」ですよね?練習でできないことは当日にできるわけがないので、当日は「やってきたことを同じようにやるだけ。」と割り切ってその日仲間と過ごせることを楽しみましょう!みんなで頑張ってやり切ったことは自信になって次へのステップとなります。階段を一段づつ、またみんなで登りましょう。
- 採寸はぴっちり目に
- 小物(シューズを含め)は衣装のイメージをしながら映える配色で選ぶ
- メイク道具を揃える
- 荷物の容量の把握と運搬用のキャリーケースの準備
- 本番の食糧と楽屋での息抜き品、スリッパや防寒対策など
- 荷造り(ネイル・バッテリー充電・小物の吹っ飛び対策含む)
誰かのお役に立てたら嬉しいです。
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